3.222020
MT4のレート単位「Point」とは
概要
FX業界では損益をPipで表すことが多いです。
しかしMT4の内部ではPipではなくPointという単位が使われています。
このページでは紛らわしいPointとPipの違いについて説明しています。
Pointとは
PointとはMT4の内部で使われている単位で、1Point=レートの最小桁数となります。
例えば表示されているレートが
・123.45であれば0.01が1Point
・123.456であれ0.001が1Point
となります。
MT4ブローカーや通貨ペアによってレートの最小桁数は変わるため、1Pointがどれくらいの大きさなのかは状況によって異なります。
クロス円は1Point=0.001
クロス円以外は1Point=0.00001
となっているブローカーが多いです(昔は0.01/0.0001が多かったです)
Pipとは
Pipとは「percentage in point(またはprice interest point)」の略です。
主要通貨(日本円を除く)は伝統的に小数点以下4桁までの価格設定がなされており、1Pipは小数第4位の単位になります(0.0001)
円の場合は、円の価値が他の主要通貨の100分の1にかなり近いため、1Pipは小数第2位の単位となります(0.01)
円以外だとUSDHKDやUSDHUFなども1Pip=0.01です。
まとめ
PointとはMT4で表示されるレートの最小桁数
例)
レートが123.45と表示されている通貨ペアでは1Point=0.01
レートが123.456と表示されている通貨ペアでは1Point=0.001
PipはFX業界でよく使われている単位。
クロス円以外のペアでは大体1Pips=0.0001、クロス円のペアでは1Pips=0.01
MT4では内部計算がPointで行われるため、EAを製作する際は計算単位をPointで統一するのが楽です。
しかしFX業界でよく使われている単位はPipのため、当社ではPointをPipに変換して製作することが多いです。