MT4のレート単位「Point」とは

概要

FX業界では損益をpipsで表すことが多いです。
しかしMetaTraderの内部ではpipsではなくPointという単位が使われています。
このページでは紛らわしいPointとpipsの違いについて説明しています。

Pointとは

PointとはMT4/MT5の内部で使われている単位で、1Point=レートの最小桁数となります。
例えば表示されているレートが
・123.45であれば0.01が1Point
・123.456であれ0.001が1Point
となります。

ブローカーや通貨ペアによってレートの最小桁数は変わるため、1Pointがどれくらいの大きさなのかは状況によって異なります。
クロス円は1Point=0.001
クロス円以外は1Point=0.00001
となっているブローカーが多いです(昔は0.01/0.0001が多かったです)

1Point.png

pipsとは

pipsとは「percentage in point(またはprice interest point)」の略です。
主要通貨(日本円を除く)は伝統的に小数点以下4桁までの価格設定がなされており、1pipsは小数第4位の単位になります(0.0001)
円の場合は、円の価値が他の主要通貨の100分の1にかなり近いため、1pipsは小数第2位の単位となります(0.01)
円以外だとUSDHKDやUSDHUFなども1pips=0.01です。

まとめ

PointとはMetaTraderで表示されるレートの最小桁数
例)
レートが123.45と表示されている通貨ペアでは1Point=0.01
レートが123.456と表示されている通貨ペアでは1Point=0.001

pipsはFX業界でよく使われている単位。
クロス円以外のペアでは大体1pips=0.0001、クロス円のペアでは1pips=0.01

内部計算がPointで行われるため、EAを製作する際は計算単位をPointで統一するのが楽です。
昔はFX用として注文を受けることがほとんどだったのでPointをpipsに変換して製作していましたが、
GoldなどCFD用としても使いたい方が増えてきたためPointで統一した方がミスが出なくてよいと思います。

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