HigLowバイナリオプション自動売買システム マニュアル2 不具合対応

概要

当社では既製品の「HigLowバイナリオプション自動売買システム」に売買信号を送るインジケータの作成代行を行っております。
このシステムは他社が販売している商品ですが、操作にあたりつまづきやすいポイントを解説したものがなかったため記事にしました。

※当社はシステムの開発元ではありません
時々システムについてお問い合わせをいただくことがありますが、HigLowバイナリオプション自動売買システムは当社が開発したものではありません。
サポートはインジケータを作成させていただいたお客様に対してのみ行っております。
単品購入された方はマニュアル記載の開発元までお問い合わせください。

不具合が起きた時の対処法

— PC環境をチェックする —

■インストール時に.NET Framework3.5のインストール画面が出てくる

システムの稼働には.NET Framework3.5がPCに入っている必要があります。
作業中に下記のような画面が出た場合はインストールを行ってください。
インストール画面が自動で出てこないこともあるので、どうしてもシステムが動かない場合は.NET Framework3.5がちゃんと入っているか確認し、なければMicrosoftのサイトからダウンロードしてください。

NET3.5

■ウイルスセキュリティを停止するかアンインストールする

市販のセキュリティソフトが動いているとシステムを削除したりおかしな挙動をさせます。
一時的にオフにする設定だといつの間にかオンになっていてソフトが操作される事態になりかねないためできればアンインストールしてください。
トレード用PCとして使うことをおすすめします。

■起動中に画面操作しない・ブラウザの大きさを変えない

ブラウザ起動時にアクティブウィンドウのサイズを大きくしますが、別のウィンドウがアクティブになってしまった状態ではその動作ができません。
秒数のカウントがある間は他の操作をしないようにしてください
またブラウザを小さくして金額入力欄が表示されてない状態だと金額入力でエラーが起こります、最小化などしないようにしてください。
「連続で注文が入った」場合はこれが原因のことが多いです。

■家族の共用PCを使わない

管理者権限のないアカウントだとシステムのインストールや実行が失敗します。
追加した標準ユーザーアカウントでは使用しないでください。

— MT4でインジケータが動かない時 —

■Indicatorsフォルダにはex4ファイルしか入れない

mq4(ソースコード)にはシステムを動かすためにincludeという命令が入っています。
MT4にmq4を入れた状態で稼働させるとコンパイル(インジケータとして使えるようにするため実行ファイルex4を生成すること)しますが、
そのためにはmqhファイルを適切なフォルダに入れる必要があります。
自分でソースコードを改変しないならややこしいだけですので、お渡ししたファイルのうちmq4はそのまま保管していただき稼働にはex4を使用するようにしてください。
インジケータをチャートにドラッグしても適用されず、エキスパートタブに「cannot open file ‘C:\Users\~インジケータ名[2]’」と表示がある場合はこちらが原因です。

■MT4でエラーが出ていないか確認する

MT4からシステムに「買いなさい」と命令を出しますが、様々な理由で信号を送れていない場合があります。
「エキスパート」タブを見てエラー(赤い警告マーク)が出ていないかチェックください。

mt4error

よくある文言
“mtguru1.dll” id not loaded → 必要なdllが入っていません。「InstallHighLowEA.exe」を実行してください。
file open error. lastcc=0 → 「etecknフォルダを削除する」を実行(このページ下部に方法を書いています)、またはdllを新しいものに入れ替えてください。
DLL is not allowed → 「DLLの使用を許可する」にチェックを入れてください。

DLLが許可されていないと注文を出せません。
MT4のオプション→エキスパートアドバイザでちゃんとチェックが入っているか確認します。
インジケータを適用する際も「全般」タブで確認してください。

— Chromeが起動しない、起動してもページが切り替わらない、金額が入力されないなど —

■ランチャーが起動しているか確認する

タスクマネージャーで「LauncherChromeSJP.exe」「ETEC050CJP.EXE」が余分に動作していないか確認してください。
またランチャーが起動してないとエントリー出来ない仕組みになっています、「ETEC050CJP.EXE」を直接実行することはしないでください。

■Chrome/Chromeドライバーを最新のものにする

不具合の多くはChromeとドライバがうまく噛み合っていないことによります。
・ブラウザエラー!の表示が出る
・ブラウザが起動しない
・HighLowオーストラリアの画面がうまく推移していかない
・金額が入力されない
・ログインIDが入力されない
場合などはChromeとドライバを最新のものに変えると直ることがほとんどです。

GoogleChromeはアップデートを自動で行う仕組みなっており、その際ドライバを書き換えて初期値に戻してしまうことがあります。
「ドライバを入れ直してもしばらく経つと別のものに変わっていた」ということがよくありますので注意が必要です。
また自動売買システムのインストール前に古いChromeが入っているとドライバが書き換わりません。

~必要な作業~
1.Chromeが最新版になっているかを確認する
Chromeを開いて右上の「…(設定)」 → ヘルプ → Google Chromeについて を開きます。
Chromeのバージョンが最新版になっていれば良いですが、再起動と表示されている場合は再起動ボタンを押してください。
chrome-help

2.ドライバを更新する
LauncherSettingを開き「次回起動時ドライバ更新する」にチェックを入れてOKを押してください
次回起動時ドライバ更新する

上記1 → 2の順番で作業した後システムを起動させてみてください。

~ドライバを手動更新する方法~
何らかの理由で自動更新ができない場合は手動でドライバを入れ替えることもできます。
まずは最新版のドライバを手に入れます。
「ChromeDriver」で検索するか下記ページよりダウンロードしてください。
https://chromedriver.chromium.org/downloads

ChromeDriver 86.0.4240.22のように、後ろの数値が大きい方がより最新のファイルということになります。
「1.Chromeが最新版になっているかを確認する」の手順で自分が使っているChromeのバージョンを確認してください。
If you are using Chrome version 86, please download ChromeDriver 86.0.4240.22
のように、バージョンに対応したドライバがどれか書いてあります。

ダウンロードしたら現在のChromeDriverと入れ替えます。
ファイルは通常Cドライブ\ユーザー\UserName\AppData\Local\SeleniumBasic内にあります。
SeleniumBasic

先ほどダウンロードしたchromedriver.exeをフォルダ内のものに上書きすれば作業完了です。

■「次回起動時ドライバ更新する」を押して起動してもドライバの更新がされない時

通常はこちらのチェックが入っていると起動時にドライバが更新され、その後チェックが外れるようになっています。
稼働できない状態が続き、さらにチェックも外れていない場合は何らかの理由でドライバの自動更新ができていません(ブラウザエラーの表示が続きます)
原因の1つとして「ルーター等が自動更新をシャットダウンしている」ことが考えられます。
その場合ファイルと差し替えることでダウンロードができる場合があります。
ご希望の方はご連絡ください。
ファイル入手後はLauncherChromeS.exeを入れ替え、同じ場所にWaiter.exeを置きます。
差し替えても状況変わらない時はやはり手動更新することになります。

■VM Wareの環境を変える

VM wareの仮想環境で動作させてる人はChromeを64bitから32bit に変えることで解消する可能性があります。

■SeleniumBasicをインストールし直す

コントロールパネルのプログラムと機能で、SeleniumBasic をアンインストールし、InstallHighLowAuto.exe を再度実行します。

■ランチャーの設定を確認する/リセットする

「LauncherSetting.exe」を開き、曜日がOFFになっていないか・設定時間がおかしくないか確認してください。
問題なければ以下を試してみてください。
・LauncherChromeSJP.exeと同じフォルダにETEC050CJP.txtがあれば削除する。
・次に設定ファイル(eteckn.ini)を入れ替える。
・その後「BO初期設定.exe」でマルチかシングルに切り替えて、一度保存する。

「LauncherSetting」は終了後書き込みに時間がかかります。
画面を閉じても処理してる場合がありますので、その状態で起動すると設定ファイルの読み取りで不具合が出ます。
「終了した後にすぐ再起動させる」「設定を変えてすぐに起動させる」等はしないようにしてください。
ランチャーがこの状態になると終了できず次も起動しなくなるため、「Ctrl+Alt+Delete」でタスクマネージャーを開き強制終了させてください。

■起動時にChromeのタブが2つ出た場合は不要な方を消す

1つのタブでHighLowオーストラリアの画面、もう1つがセキュリティの警告画面(下記画像)というタブが2つ出た状態で起動する場合があります。

wchrome

古いバージョンで出る場合があるため、Chromeをアンインストール→インストールすることで基本的に直ります。
それでも出る場合は起動時に警告画面の方を消すことで売買できるようになります。
タブが2つあるとID・PASSの入力が行われず画面推移しない状態になってしまうため起動時には手動で確認しないといけません。

これはWindowsアップデート時に「悪意のあるソフトウェアの削除ツール」が正常に実行されなかった場合に出てくる可能性があります。

■そもそも購入できない通貨・オプションを売買する設定でないか確認する

TurboでGBPUSDを購入しようとする等、そもそもできないことをさせようとすると対象のオプションを探し続けてループにはまります。
画面がチカチカ更新し続けるような場合は設定が合っているかご確認ください。

■LauncherSetting.exeを確認する

設定を触っているうちにOFFにしてしまっていたり、そもそも売買できない曜日・時間になっている場合がありますので確認してください。

— 画面やインジケータは問題ないのに注文がうまく通らない時 —

■dllを最新のものに変える(InstallHighLowEA.exeを実行する)

システムは随時アップデートしていきますが、Libraliesフォルダにあるmtguru1.dll が古いタイプだとうまく動きません。
新しいシステムをお渡しした時はdllを入れ替えるようにしてください。

■etecknフォルダを削除する

MT4 と自動売買システムを終了させます。
エクスプローラで、C:\ProgramData\を開いて「eteckn」フォルダを削除します(隠しフォルダなので表示→隠しファイルにチェックを入れてください)
その後MT4を再起動します。

■PCの時刻を確認する

非常に多いパターンですが、時刻がずれていると満期の計算ができずエラーが出る場合があります。

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