5.162020
eaboSigTake/eaboSigTakeObjectの設定方法
概要
HighLowバイナリーオプション自動売買システムには既存のインジケータのシグナルを利用して自動売買ができるEAが付属しています。
このページではEAの具体的な使用方法について解説しています。
前提
付属EAはシステムのインストールを行うことでMT4に入ります。
MT4を全て閉じインストールフォルダ内の「InstallHighLowEA.exe」を実行してください。
※EAの使用にはDLLが必要です、これは上記インストール作業を行う時に入ります。
もし新しいMT4で使いたい場合はその都度InstallHighLowEA.exeを実行してください、付属EAを他のMT4からコピーしただけでは使えないためご注意ください。
またeaboSigTakeを使って読み込むタイプのインジケータはデフォルト設定でのみ使えます。
パラメータ変更後のシグナルで売買したい場合はソースコードを変更するか別途インジケータを作成する必要があります。
※インジケータの中にはeaboSigTake/eaboSigTakeObjectどちらを使ってもシグナルを認識できないものがあります
その場合は諦めることになります。
eaboSigTakeとeaboSigTakeObjectの設定方法
EAの確認
まずはちゃんとMT4にEAがインストールされているかを確認します。
エキスパートアドバイザの箇所に
・eaboSigTake
・eaboSigTakeObject
と表示されていれば大丈夫です。
サインの確認
次に売買サインを読み込むインジケータをチェックします。
インジケータをチャートに入れると下記のようにサインが表示されるはずです。
画像では矢印ですが、インジケータによっては〇だったりチェックマークだったりすると思います。
実はチャート上にサインを表示させるには2種類の方法があります。
どちらの方法で表示しているかによってeaboSigTake/eaboSigTakeObjectの使い分けをすることになります。
A.配列を使ってサイン表示しているインジケータ
1つ目はスタンダードなやり方で、インジケータのサインを格納する配列(用意された箱のようなイメージ)を使って表示する形式です。
インジケータがAのタイプかどうかを調べるには、色の設定でサイン色が変更できるかを見ます。
画像では2か所だけですが、変更できる箇所がたくさん存在する場合もあります。
矢印の色はYellow・Whiteだったので「恐らくここがサイン用の配列だろう」と当たりを付けます。
色をダブルクリックして変更してみてください。
今回はBlue・Redに変更してみました。
色の横に数字が振られていますが、これを配列番号と呼びます。
どのサインにどの番号が割り当てられているかはeaboSigTake設定時に必要な情報となります。
色を変更しOKを押してください。
チャート画面に戻った時にサイン色が変わっていればAのタイプということになります。
AのタイプのインジケータはeaboSigTakeを使ってサインを読み込みます。
設定方法で重要なのは
・どのサインをHigh/Lowに割り当てるか
・サインはいつの足のものを使うか
です。
先ほどの画像では
上向きの矢印=Yellow(Blue)=配列番号は0番
下向きの矢印=White(Red)=配列番号は1番
となっていましたので、HighSignalNoに0、LowSignalNoに1を入力します。
どの足のサインを参照するか?はInpShiftの数値によって調整します。
現在動いている足を0として、過去に遡るほど数値が上がっていきます。
1本前の足ならShiftは1、2本前なら2となります。
もし「1本前にサインがあることが確認できたらエントリーする」という設定にしたい場合(足確定時にサインが出ていたら始値でエントリーする場合など)はInpShiftに1を入れてください。
その他パラメータの細かい設定はシステムに同梱されている説明書をお読みください。
eaboSigTakeがサインを読めばシステムに売買信号を送ります。
その時に元サインと同じ個所に矢印を置きます。
eaboSigTakeが行っているのは「インジケータを外部から呼び出してどこにシグナルが出るのか感知」になります。
そのため読み込めるシグナルはデフォルト設定のみになります。
B.オブジェクトを使ってシグナル表示しているインジケータ
2つ目の方法は配列ではなくオブジェクトを使ってサイン表示しているケースです。
Aのタイプでは色の設定からサイン色の変更ができましたが、中には色設定がそもそもないインジケータがあります。
※サインと同じ色はあるが変更できないケースもこちらになります。
このタイプはオブジェクトを使ってサイン表示している可能性が高いです。
オブジェクトというのはチャート上に置くことができるパーツのことで、トレンドラインや図形・矢印等が該当します。
チャート上に表示されているオブジェクトは右クリック→表示中のライン等で確認ができます。
eaboSigTakeObjectの設定ではオブジェクトの名前に含まれている文字を使います。
そのために「目的のサインにはどのような名前が付けられているか」を確認しないといけません。
先ほどの「表示中のライン等」で一覧を出したら、「すべて」をクリックします。
チャート上のオブジェクトが全て出てきますので、その中からサインを表しているものを探します。
一番左の列にはオブジェクトの種類が表示されています。
画像では矢印サインなのでArrowとなっています。
オブジェクトの名前はチャート上で選択できるものならダブルクリック→プロパティを開いても確認することができます。
名前が分かったらその付け方に何か法則性がないか確認します。
eaboSigTakeObjectは「○○という文字を名前に含むオブジェクトがInpShiftの足にあれば売買信号を出す」というルールで動きますので、High用のサインに必ず含まれている文字があればサインを読み込むことができます。
例えば上向きの矢印の名前をチェックした時、上記画像のようになっていれば「おそらく上向き矢印はLong+日時のルールで名前付けされている」と推測できます。
他のサインも同様の名前になっていれば上向き矢印については「Long」がキーワードになります。
下向きの矢印をチェックした時上記画像のようになっていれば「おそらく下向き矢印はShort+日時のルールで名前付けされている」と推測できます。
このように売買に使いたいサインオブジェクトの名前に何か共通するキーワードがないかを探してください。
単なる番号になっている等、共通するキーワードがない場合「○○という文字を名前に含むオブジェクトがあるか」を検索することができないためeaboSigTakeObjectでサインを読み取り売買することはできません。
キーワードが存在しているインジケータであればeaboSigTakeObjectの設定に移ります。
High用のキーワード、Low用のキーワードをそれぞれパラメータに入力してください。
今回の場合だとLong・Shortが共通する文字でした。
どの足に現れたオブジェクトを参照するか?はeaboSigTakeの時と同様「InpShift」で調整します。
eaboSigTakeObjectも売買信号を送った際はオブジェクトと同じ足に記録用の矢印を置きます。
eaboSigTakeObjectが行っているのは「チャート上に置かれたシグナルを感知」になります。
そのためeaboSigTakeと違いデフォルト設定以外で出したシグナルでも売買することができます。